おうち英語、英語のDVDや動画を見せると嫌がる! どうしたらいいの?対応策を考えてみました
子供がおうち英語を嫌がる。英語で話しかけると日本語にして!と言われる。英語のDVDや動画を見せると「英語やだ!アンパンマンにして!」と言われる。
でもできればおうちを英語環境にしたいと頑張っているママも多いと思います。
どうすればいいんだろう…と悩みますよね。この問題を、ネイティブの講師とも、一緒に考えてみました。
目次
- 英語で話しかけられたり日本語にして!と言われる理由
- 日本語の理解がとても進んできたから
- アイデンティティの確立。自分は日本人。ママやパパとは日本語!
- 対応策(年齢別)
- 年中さんごろまで-さりげに日常の中で取り入れる
- 年長さんごろから-家庭ではない場所の環境を大いに活用しよう
3.まとめ
とにかく無理意地しない。親子で楽しく、が大前提。
私は出産前まで大手英会話スクールで勤務をしていたのですが、その時にもとても多かった相談でした。
そして今のiditの活動でもおうち英語をお勧めしていますが、2歳ごろから遭遇する悩みで、特におうち英語を頑張っているママから相談を受けます。
特にお話が上手になってどんどん日本語を吸収して話せるようになってきた頃から、こんな悩みが出てくるんですよね。
ママのあなたは英語の動画を見せたり、話しかけたりしたいのに、我が子は拒否…
とても残念な気持ちになってしまったり…😭
と同時に「このまま英語が嫌いになってしまわないか?」と心配にもなります。「英語、始めるの早かったのかなぁ?」とも…
子供のためを思って始めた英語だからこそ、身につけてほしいと願う気持ち、とてもわかります。
でも、そこで諦めてしまったら絶対にもったいないですよね。
是非一緒に解決方法を考えていければと思います。
1、英語で話しかけられたり日本語にして!と言われる理由
日本語の理解がとても進んできたから
例えば0歳から英語育児を始めたとして、おうちにいる時は英語で少し話しかけたり、音楽を聴かせたりしていても、ここは日本なので圧倒的に日本語に触れる時間の方が多いはず。
さらに今は1歳過ぎから保育園に通うことも多く、保育園で朝から晩まで日本語のシャワーを浴び、もちろん日本語がどんどんインプットされていきます!(自然な事ですし、とても良いことですよね)
そして2歳近くになってくると、言葉がチラチラと。
初めての言葉はなんでしたか?ママ?パパ?初めての言葉ってとても感動ですよね。
そしてどんどん言葉を覚えて、日本語が上手になる。
そうするとやっぱり理解力が高い日本語を使いたくなるんですよね。
英語の時間を家庭で少しでも取ろうと努力しているママ。
少し残念に思うかもしれません。でも、理解が進んできたからこそわかりやすい日本語で!話したい!聞きたい!となるんです。
アイデンティティの確立。自分は日本人。ママやパパとは日本語!
2歳半ごろから、「この人は英語を話す人、この人は日本語を話す人」というのが理解できるようになってきます。
例えばママが一日中英語を使っていたら「ママは英語を話す人」とインプットされ、パパが日本語で話しているとすると「パパは日本語を話す人」とインプットされます。
一日中ママが英語で話している場合は「嫌だ!」となりにくいのは事実ですが、ネイティブや英語がある程度話せるママ意外はなかなか一日中子供に英語で話しかけるというのは難しいですよね。
なので「自分は日本人。ママとは日本語!」という一種のアイデンティティが生まれてくるのだと思います。これはネイティブ講師のMike先生もとても強調されていました。
ちなみに、ハーフのお子様は段々とアイデンティティの確立に伴って葛藤も出てくると…
2、対応策(年齢別)
年中さんごろまで
さりげに日常の中で取り入れる
この年齢のお子様を持つママさん。
まず、英語の音楽、動画はさりげなく普段から流すようにします。
「ママが見たいからちょっとだけ見せてね」と言って「あくまでもママが楽しんでいるのよ」というスタンスで英語を生活に取り入れてみる。そして「アンパンマン!」と言われたら、「アンパンマン見たらママが見たいのを見せてね」と言ってチャンネルを変えます。
そして絵本は、例えば寝る前に「ママこれ読もう〜っと」という感じで一人で読んでる風に音読してみる。
すると興味があるものには食いついてきたりする可能性があります。
これは私もやっている作戦です。「ママ見たいな〜💓」「う〜ん…いいよ!!」と言ってくれる事もあります笑
また、英会話スクールや英語に触れられる環境を作るようにします。
その時間はどっぷり楽しめる時間になるように、お子様にあったところ、先生を選んであげてください。
内容も大切なんですが、一番大事なのはやっぱり先生だと思います。
英語ってコミュニケーションなので「この先生と話がしたい」「この先生と遊びたい」と思えることがとても大切。
家で日本語しか話そうとしなくても、その先生と英語を話そうとしているなら、問題ありません!きちんと場所を弁えて、英語というのを楽しんでいるはずです。
年長さんごろから
家庭ではない場所の環境を大いに活用しよう
この頃になると、結構本気で嫌がる子は嫌がるようになり、とても難しい時期になってきます。
ここで無理にやらせると英語嫌いになってしまうことも。
また「なんで日本に住んでるのに英語を話せないとダメなの」という質問が出てきたりします。
まず、今英会話スクールなどに通っていてそこが嫌がっていなければ、ぜひその英会話スクールに託して良いと思います。
ただしどんな様子か?楽しんでいるか?話しているか?という部分は注意深く聞くと良いと思います。
スクールにも嫌がるという場合は、違う方法でお子様の興味のある方法を探すのはどうでしょうか。
例えば「英語でクッキング」「英語でサッカー」など、子供の興味のあることを英語でやれば、それがきっかけになって英語に興味が出る場合があります。
お友達は「英語でクッキング」をしてから英語に興味が湧いて、英会話スクールに通い始めたそうです!!(嬉しい‥💓)
そして、一番ベストなのは英語が第一言語の海外のお友達を作る。です。
なかなか日本にいると難しいのですが(例えば日本に来ている外国人は日本語を話したいと思っている場合も多いので…)例えば海外旅行に行った時にそういうお友達が作れたり、また、海外留学生を受け入れるなどして、英語を話せる人とお友達になる!
とにかく子供が「このお友達と話したい!」と思える人を見つけられる事。
今コロナで海外に行ったりすることは難しくても、オンラインで繋がったり、また地域の国際交流センターに出向いてみる、などいろいろと行動すれば道は開けると思います!
3、まとめ
とにかく無理しない、親子で楽しく!が大前提!
英語でも習い事でもなんでもそうなんですが、親が必死にやらせようとするものって子供は余計に嫌がったりしてしまうものですよね…
なので一番いいのは、小さい頃から英語が身近にある環境を作ってあげること。
大きくなってからは、さりげに日常に取り入れたり、子供が興味のあることに英語で関わらせてあげて、興味のスイッチをONにしてあげること。
どちらにしても親子で楽しめることが一番です!
英語というツールを使って親子のコミュニェーションが増えたり、親子の共通の話題が増えたり…そんなあなたの日常であればきっと楽しみながら自然に英語が身につくのではないかな?と思っています。
参考になれば嬉しいです。